今回は前回に引き続き、生産性向上における能率の向上を目指す改善方法のうち、残り二つの③品質の改善と④能力の改善について考えてみたいと思います。
　先ず、③品質の改善については「システムの改善としての再発防止や保証体制の確立と、作業の改善としての標準化や工程作り込み」などが考えられます。
　次に、④能力の改善では「目標管理としての目標の設定ややる気の醸成と、技能の向上としての技能訓練や多能工化」などが挙げられると思います。
　次回は、生産性向上におけるもう一つの課題である稼働率の向上について、その具体的な内容などを考察してみたいと思います。