経営力再構築伴走支援モデルでは、「経営者が経営変革していくには乗り越えるべき５つの壁がある」と述べられています。私の中小企業支援経験からも、それはあらゆる中小企業に共通する問題とも言えるもので、次の５つとなります。
①見えない：本質的な課題を見極めるための前提条件が整わず、企業内部が可視化できていない
②向き合わない：優先課題の適切な設定と課題解決に向けた施策の落とし込みができない
③実行できない：組織内外のしがらみや心理的障壁等を捉えられず、解決策の実行がされない
④付いてこない：現場レベルの取り組みとはならず、誰も当事者意識を持って解決に臨まない
⑤足りない：課題の明確化と意欲の醸成もできたが、課題解決のための知見や経験が足りない
　これら「５つの壁」についても、私が今日まで実践してきた改善事例のご紹介も含めて、これからすこしの間 お話していこうと思います。