前回、生産性の向上には「能率の向上」と「稼働率の向上」があると言いましたが、今回はその二つについて、少し掘り下げて考えてみたいと思います。
　先ず、能率の向上とは単位時間当たりの生産量を増やすことですが、そのための改善方法としては「①技術的改善②作業方法の改善③品質の改善④能力の改善」という四つが挙げられます。
　次に、稼働率の向上とは稼働時間の比率を増やすことですが、その内訳については「①人の稼働率②機械の稼働率③管理の向上」の三つに分けられます。
　次回は、それら各項目の具体的内容について、より詳細に考察してみたいと思います。